柱補修

柱の根本が見事なまでに腐っていました。補修しなくてはなりません。
しかし、この柱は隅柱(家の角にある柱)で通し柱(1階から2階まで続いている柱)取り換えることは困難で、壁を壊さないことには、継ぐこともできません。
どうしたものかと思い悩んだのですが、エポキシを使って補修することにしました。
最近では、文化財の補修にも用いられているようで、性能を確認したのですが、柱の補修に十分なものだと思います。
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まず、柱に防腐剤(水性)を塗って乾燥させます。
次に低粘度エポキシ樹脂(写真右)を注入し、既存木部の強度を高めます。
さらに、エポキシパテ(写真左)を練り、形作ります。
最初は、100均の紙粘土みたいだなと思っていたのですが、次の日には石のように固まっており、あとはこれを研磨すれば完成です。
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