ジャスト・イン・タイム

大野耐一さんの著作で「トヨタ生産方式」というものがあります。                                               ジャスト・イン・タイム(必要なものを、必要なときに、必要なだけ)の精神のもと、かんばん方式など世界のトヨタを支えるシステムの数々を紹介している本なのですが、学生の頃、多種少量生産に向けた方針ということで、なにか建築にも応用できるはずだと、ワクワクしながら読んでいたのを懐かしく思います。          しかし、なかなか理想どうりにはいきません。                                                       「必要なものを」束一つとっても地面が不陸なので一か所一か所サイズが変わり、必要数が読みにくい                               「必要なときに」自分の作業量や手伝ってもらった際の作業量を予測しきれず、度々予定が前後する                                「必要なだけ」材料の拾い違いや失敗などが怖くて、ついつい余分に用意しすぎる                                        現在、材料であふれかえってしまい、リフォーム工事の難しさを痛感していますが、材料の搬入日、搬入量、使用日、使用量、各々の作業時間など全て記録し、改善に取り組んでいます。理想の現場づくりに向けてコツコツ頑張っていきたいです。            f:id:akiyakun:20160110212234j:plain