木材塗装③
弁柄単体で塗ったものに、拭き漆の仕上げを施してみました。
拭き漆には生漆というものを使用するのですが、黒目、赤目の二種類が販売されていましたので、両方試します。
テレピン油は油絵具を扱う際に使用するものです。文具用品店で購入しました。
左、④弁柄(東洋赤)30ml 水100ml 柿渋30ml 焼酎少し
中、⑤弁柄(東洋赤)30ml 水100ml 柿渋30ml 焼酎少し
生漆(赤)15ml テレピン油15ml
右、⑥弁柄(東洋赤)30ml 水100ml 柿渋30ml 焼酎少し
生漆(黒)15ml テレピン油15ml
一回目に弁柄、柿渋、水を混ぜたものを塗ります。
乾燥後、二回目で拭き漆仕上げを施します。
まず、生漆とテレピン油を1対1で溶きます。
この際、紙皿の上で混ぜたのですが、油がしみ込んでしまったので、ガラスの板などがあると良いかもしれません。
また、漆はかぶれてしまうので。ゴム手袋を使用しました。必須です。
次に混ぜたものを刷毛で塗り、最後はウエスで拭き取ります。
生漆の赤目、黒目の違いは、はっきりと出たと思います。どちらも味わい深い色なのですが、今回は家の梁が真黒なので、使用する漆は黒目にします。
これらの拭き漆サンプルは一回塗りなのですが、二回、三回と重ね塗りするにつれ、色艶が増すそうなので、気に入った色を選別し、もう少し実験を続けようかと思います。